お知らせ

姿勢に関わる筋肉-前鋸筋-

2025. 07. 17

こんばんは。
たかはし指圧院の高橋です。
今日の東京は晴れ間がある1日でしたが、西日本側は雨予報が出ていますね。
梅雨がそろそろ開けるようですが、暑さが怖いです!脱水症状には気を付けてください!

今日は、姿勢に関わる筋肉-前鋸筋-です。

前鋸筋は、意識することがないと思いますが、脇を締める時などに力が入るところです。
前鋸筋は、肩甲骨の動作を安定させる筋肉です。肩甲骨がスムーズに動くことで肩関節の動作が安定します。過度な緊張により肩甲骨の動きが悪くなり、姿勢が悪化、肩こりや首こり、腕を上げる動作がスムーズにできなくなるなどの原因になります。
前鋸筋は、肩甲骨と肋骨の間にある筋肉で、筋繊維が上・中・下に分かれます。起始は第1〜9肋骨外側面からになり線維により付着部が違います。上部線維は第1・2肋骨、中部線維は第2・3肋骨、下部線維は第4~9肋骨になります。停止は肩甲骨内側面で、付着部は線維により変わります。上部線維は肩甲骨内縁上角部、中部線維は肩甲骨内縁全体、下部線維は肩甲骨内縁下角になります。作用は、肩甲骨を外転させて上部線維で肩甲骨の廻旋固定させる作用、中部線維は肩甲骨の外転させる作用、下部線維は肩甲骨を外転と上方廻旋させる作用に働きます。支配神経は長胸筋神経に支配されます。
前鋸筋が問題となる疾患として、翼状肩甲などがあります。
〇前鋸筋のストレッチ
1 四つん這いになります。頭の前方に椅子を、腕を伸ばした時に手が載る場所に置いておきます。 
2 両腕を伸ばして、椅子に手を置きます。
3 胸を床に落とし込むようにして、肩甲骨が後傾するくらいで止めます。
4 その状態を15~30秒程キープします。
これを3セット行って下さい。
〇前鋸筋の筋トレ 
 1 腕立て伏せの姿勢を取ります。背筋は真っ直ぐにして、手は肩の前方に来るようにして肩幅におきます。
2 姿勢はそのままで、左右の肩甲骨を真ん中に寄せて戻します。
3 これを10回~20回行って下さい。
これを3セット行ってください。