お知らせ

肩回り筋肉 -棘下筋-

2025. 06. 12

今日はいい天気ですね!

どこかに行きたい気分です!

今日は、肩の筋肉-棘下筋-です。

棘下筋は、肩甲骨と上腕骨を繋いで肩関節の安定に役立ちます。ローテーターカフ(回旋筋腱板)を構成する筋肉の1つです。スポーツなどで繰り返し動作が原因で筋肉の痛みやしびれ、機能低下を起こすことがあります。

棘下筋は、肩甲骨の棘下窩から上腕骨大結節中部に付着する筋肉です。上部線維と下部線維に分かれ、上部線維は、肩甲棘下縁に沿って横走りしています。下部線維は、上部線維の下部を斜走行しており、上部線維側の下部線維1/2上部に腱生部があり、上部線維を巻き込むように大結節に付着します。作用は外旋と水平伸展(水平外転)になります。外旋作用では、小円筋と共に主動作筋として作用しますが、棘下筋は、肩関節の挙上肢位が広がるほど下部線維の活動量が上がるため、上部線維は下垂位での外旋、下部線維は外転位での外旋に作用します。水平伸展(水平外転)作用では、三角筋後部線維が主動作筋となり、棘下筋は小円筋と共に補助筋として作用します。支配神経は肩甲上神経に支配されます。

棘下筋が問題となる疾患として、腱板断裂(肩腱板断裂)、肩関節周囲炎、肩甲上神経絞扼性障害などがあります。

〇棘下筋のストレッチ

1 手の甲を腰に当てて、肘の角度が90度くらいに維持します。

2 肘を逆側の手で把持します。

3 前方に引きます。

4 止まるところで10秒程キープします。

これを両腕とも3セット行って下さい。

〇棘下筋の筋トレ(ゴムチューブを使う仕方)

身体が立位状態で添えることができて、ゴムチューブが結べる壁を選びます。 

1 ゴムチューブの取付け位置は立位時に腕を下げた肘の高さに合わせて固定します。

 2 ゴムチューブを前方にして、立位は、壁に筋トレをしない側の腕が沿うようにして立ちます。

 3 逆側の筋トレする腕でゴムチューブを持ち、肘を脇から離さないようにして正面に90°屈曲した状態でゴムチューブが引っ張れている感覚があるようにします。

4 3の状態から肘を脇から離さないようにして、真横に1・2・3と外旋できるところまで外旋します。

5 外旋したら、1・2・3と元の位置に戻します。

この動作を10回を3セット行って下さい。

※外旋するときに、身体を捻らないようにして上腕だけを外旋させるように注意して下さい。