院長直伝の健康心得

指圧を通して、健康な生活を送りたい方へ健康意識の向上や、
特定の健康課題に対する新しい視点や解決策をご提供することを目的としたコラム集。
3 つのテーマで構成しています。
  • 疾患について…脳、呼吸器官、消化器など疾患について…脳、呼吸器官、消化器など
  • 人体について…解剖・生理、筋肉・骨・血液・リンパなど人体について…解剖・生理、筋肉・骨・血液・リンパなど
  • 機能訓練など…運動・ストレッチ・気功など機能訓練など…運動・ストレッチ・気功など

メニエール病 メニエール病

メニエール病とは、 内耳に何かの影響で異常が発生して浮腫が生じて、前触れもなく、回転性の激しいめまいと、難聴・耳鳴り・耳が詰まる感じ(耳閉感)などの聴覚障害が発症して、繰り返す病気です。

メニエール病

メニエール病の症状は、 回転性の激しいめまいと、難聴・耳鳴り・耳閉感などの聴覚障害が起こります。この症状が持続すると吐き気、嘔吐、発汗を起こす場合もあります。前触れもなく発症して、人により持続時間は10分~数時間と幅があります。片耳から発症しますが、時間と共に両耳に症状が出ることもあります。基本的に、意識障害や麻痺などの症状はないので、それらの症状が見られる場合は脳の疾患が考えられます。また、「回転性の激しいめまい」のみで内耳の「前庭と三半規管」の内リンパ水腫による場合と、「聴覚障害」のみで内耳の「蝸牛」の内リンパ浮腫による場合は、メニエール病非定型例と言われています。

メニエール病の原因は、 まだ解明されていませんが、ストレス、過労、睡眠不足、気圧の変化などが要因となり、内耳のリンパ液が貯まる「内リンパ水腫」が原因で回転性のめまいと聴覚障害が起こると言われています。30〜50代の女性に多いそうです。内耳は、鼓膜から伝わった音を脳に伝える聴覚機能を司る器官の「蝸牛」と平衡感覚の機能を司る器官の「前庭」「三半規管」により構成されています。内耳には外リンパ液と内リンパ液があり、内リンパ管を外リンパ管が包むようになっており、内リンパ管に何かの影響で異常が発症してリンパ液が増え過ぎて内耳全体が浮腫を生じることで症状が発症します。発作を繰り返すうちに難聴が悪化するため、早期の受診と生活習慣の改善が重要です。

メニエール病の検査と治療は、 検査には「聴力検査」「平衡機能検査」「画像検査」があり、「聴力検査」では、メニエール病は低音域が聴き取り難いといわれる難聴のパターンを確認する検査。「平衡機能検査」では、バランス感覚が維持できているかを確認する検査。「画像検査」は内耳リンパ腫の確認と脳の疾患との判別を行う検査を行うようです。診断の結果、治療では、メニエール病にはストレス・睡眠不足・疲労が関与していると考えられているため、まずは、生活習慣を見直して改善する必要があり、並行して、内リンパ水腫を軽減・改善するため、「薬を用いた治療」「機械を用いた治療」または、手術による治療が行われるようです。「薬を用いた治療」では、めまい止めや抗不安薬などを用いることで、大きな発作の予防や症状の軽減を図ることができます。薬の服用が可能な場合は、めまい止め・利尿剤を中心に抗不安薬や循環改善薬・ビタミン剤などの服用を行います。強い発作で嘔気が強いため薬が服用できない場合は、安静状態にしてめまい止めの点滴を行います。「機械を用いた治療」では、中耳加圧療法という専用の機械を用いて耳の中に圧力を上昇させ、内耳のむくみをとることにより症状の改善を図る治療もあるようです。これらの治療により改善を図れない場合には、全身麻酔下で手術を行う場合もあるようです。

メニエール病の予防は、 要因であるストレス・過労・睡眠不足・気圧の変化などが、発作時の症状を悪化させると考えられているため、発作が起きないように、「しっかりと睡眠をとる」「ストレスをうまくコントロールする」「十分に休む」などの生活習慣を整えて1日の生活リズムを作ることで、日常生活に支障が出ている要因を改善していく必要があります。また、内耳リンパ腫の浮腫を軽減するために、食生活においては、塩分制限やバランスの取れた食事をすることも大切になるようです。

前触れもなく襲う、回転性の激しいめまいと、難聴・耳鳴り・耳閉感などの聴覚障害が起こり、繰り返す場合がある時には、医療機関を受診して検査や治療をお勧めします。

反り腰、メニエール病、尿路結石顎関節症

 など