院長直伝の健康心得

指圧を通して、健康な生活を送りたい方へ健康意識の向上や、
特定の健康課題に対する新しい視点や解決策をご提供することを目的としたコラム集。
3 つのテーマで構成しています。
  • 疾患について…脳、呼吸器官、消化器など疾患について…脳、呼吸器官、消化器など
  • 人体について…解剖・生理、筋肉・骨・血液・リンパなど人体について…解剖・生理、筋肉・骨・血液・リンパなど
  • 機能訓練など…運動・ストレッチ・気功など機能訓練など…運動・ストレッチ・気功など

顎関節症 顎関節症

顎関節症とは、 頸部や顎周囲の組織に痛みが生じたり、口が上手く開かないなどの機能障害を引き起こす疾患です。発症年齢は10代後半より増えて、20~30歳頃がピークで女性に多く、高齢になるほど発症者が減少するようです。

顎関節症

顎関節症の症状は、 「口が大きく開かない」「口を開けると顎の関節が痛い」「口を開けると顎に音がする」という症状が起こります。また、酷くなると、顎のバランスが悪くなったり、肩こりや頭痛、耳鳴りやめまい、不眠障害などが生じやすくなります。

顎関節症の原因は、 歯の骨格の問題や日常生活習慣の変化などで、「噛み合わせが悪い」「常に噛み合わさっている」「強く噛んだり歯軋りをする」などが生じて、顎関節へ負担を掛けることが原因のようです。それぞれの場合の負担の掛かり方は、「噛み合わせが悪い」場合は、歯並びが悪いと噛み合わせが左右に偏り噛むようになり、片側の顎関節へ過剰の負荷が掛かるようになります。「常に噛み合わさっている」場合は、普通の状態では上下の歯間には隙間があるため顎関節には常に負担が掛からない構造ですが、意識的に噛み合わさってしまう習慣がつくことで顎関節に常に負担が掛かる状態が持続することで、顎関節症になる確率が高いそうです。「歯を強く噛んだり、歯軋りをする」場合は、運動や何かを頑張っている時や我慢したりする時などで力が入る時に、歯を強く噛んでいる場合や、睡眠中に歯軋りをしてしまうなどで顎関節に負荷を掛かるようです。このような原因を改善するためには、日常生活習慣でのケアが必要になります。嚙み合わせの状態が悪い場合は歯科医などを受診することをお勧めします。

顎関節症の治療法には、 スプリント療法・運動療法・薬物療法があり、基本的に保存療法になるようです。 スプリント療法は、マウスピースを使用して噛み合わせの位置を補正することで、歯軋りや食いしばりの保護や負荷の分散が目的です。運動療法は、軽い運動により日常生活のストレス発散や疲労した筋肉の改善などにより、姿勢や肩・首回りのコリの改善をしていき顎関節への緊張緩和が見込めます。また、顎関節症で緊張している筋肉の緩和のためのマッサージや開口訓練などもあります。医師と相談して行うとよいです。薬物療法は、強い痛みの緩和のために医師に処方していただき使用します。鎮痛薬や抗うつ薬、顎の筋肉の力を弱める筋弛緩薬があります。

顎関節症の予防には、 姿勢の改善・適度な運動・ストレス管理・噛む習慣を見直すなどがあります。猫背などの姿勢では、頭の重さが肩や首に掛かり顎関節への負荷も大きくなるため、負荷の軽減には、正しい姿勢の維持が重要です。姿勢の改善にはストレッチや軽い運動を行うと効果があります。ストレッチや軽い運動は、血流の循環を良好にするため、筋肉の柔軟性を高め、日常のストレスを軽減する効果もあり、緊張を改善することで顎関節などの負担を軽減するのに効果があるようです。噛み締める習慣がある場合は、「生活習慣で何が影響して噛んでいるか」を意識して直していく必要があります。例えば、「食事で硬いものを食べる」や「食事の時片方で噛みがち」、「歯軋りする」、「イライラすると噛む」など原因を理解して修正して改善する方法が考えられます。睡眠中は無意識に噛んでしまうため、マウスピースを使用すると噛み締める時の顎関節への負担を軽減することができます。 また、歯医者の定期健診を受診することも早期発見できるため、予防の1つになります。

顎関節症になったら、 「噛み合わせが悪い」・「常に噛み合わさっている」・「強く噛んだり歯軋りをする」などが気になったら、放置せずに、医療機関を受診して医師の診断を受けることが大切です。

反り腰メニエール病尿路結石、顎関節症、

 など