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肩の痛み / 肩回りの筋肉-小円筋-

2025. 06. 06

こんにちは。
たかはし指圧院の高橋です。

今日も良い天気ですね!
朝のウォーキングが癖になっています。

さて、最近来院される患者様、PCを仕事で使用する方は多く、そのため長時間座位により首・肩・腰の訴えを良く伺います。肩の痛みでは、腕の挙上がしにくい、上肢や手指の訴え、肩周りの筋肉の緊張が強いなどが多いです。特に、小円筋・大円筋・上腕三頭筋・三角筋・肩甲下筋・鎖骨下筋・小胸筋の硬さが目立ちます。施術により改善して、呼吸もしやすくなるようです。

肩の痛みで、影響しそうな筋肉に関して簡単に説明しておきます。
今日は、小円筋です!


小円筋は、肩の筋肉では比較的小さい筋肉ですが、ローテーターカフ(回旋筋腱板)という肩の動作を安定させる筋肉の1つです。最近、肩の痛みで来る患者様の触診で硬さが目立つ部分です。不良姿勢やスポーツなどが原因で緊張しやすく、神経症状や疼痛を起こしやすい筋肉です。

小円筋は、肩甲骨の外側縁上部から上腕骨大結節下方に向かって付いている筋肉で、作用は外旋と内転に作用します。外旋作用では、棘下筋と共に主導作筋として作用します。内転では、主導作筋は大胸筋・広背筋・大円筋になり、小円筋は烏口腕筋と共に補助筋として作用します。支配神経は腋窩神経に支配されます。

小円筋が問題となる疾患として、四辺形間隙症候群・腱板炎・小円筋腱板損傷・インピンジメント症候群などがあります。

〇小円筋のストレッチ

1 手の甲を腰に当てて、肘の角度が90度くらいに維持します。

2 肘を逆側の手で把持します。

3 前方に引きます。

4 止まるところで10秒程キープします。

これを両腕とも3セット行って下さい。

〇小円筋の筋トレ

1 側臥位になります。上側の腕は掌を身体側に向けて身体に沿うように真下にした状態にします。

2 1~2㎏のものを持ち、肘を90度の位置まで屈曲します。

3 2の状態から肘を脇から離さないようにして、外旋して戻します。

この動作を10回3セットを行って下さい。