お知らせ

肩回り筋肉 -棘上筋-

2025. 06. 14

こんにちは。

現在は日差しがありますが、今日は午前中曇りで午後から雨の予報ですね。

お出かけの際には、傘を忘れずにしてください!

本日の肩の筋肉は-棘上筋-です。

棘上筋は、肩関節の安定に役立つ筋肉です。また、ローテーターカフ(回旋筋腱板)を構成する筋肉の1つです。肩の使い過ぎや加齢、スポーツなどが原因で痛めやすい筋肉です。

棘上筋は、肩甲骨の棘上窩内側2/3から上腕骨大結節上部に付着します。筋肉繊維は、前方と後方に分かれています。前方線維は厚く長い腱生部があり筋肉量も多いです。後方線維は薄い短い腱生部があり筋肉量は少ないです。作用は外転作用で、主動作筋として三角筋中部線維と共に外転角度90°まで作用します。また、繊維により、前部線維が内旋に作用して、後部線維が外旋に作用するとされているようです。

支配神経は肩甲上神経に支配されます。

棘上筋が問題となる疾患として、インピンジメント症候群・肩関節周囲炎・亜脱臼・肩腱板損傷などがあります。

〇棘上筋のストレッチ

 1 座位姿勢になり、掌は身体に向けた状態で片腕を真下に下します。

 2 腕を伸展させます。肘を曲げて手を腰に当てます。

 3 もう片方の手で、腰に当てた手の手首を把持します。

 4 手首を体幹が側屈手前になるまで引きます。その状態を10秒程キープします。

  これを両腕とも3セット行って下さい。

〇棘上筋の筋トレ(※鍛える腕を右側と仮定します。)

 1 立位姿勢になり、右側の足を半歩前方に出します。ゴムチューブを左側の足で踏んで固定します。

 2 右手親指が右外側に向くようにゴムチューブを持ち、右足の後ろ側から廻します。

 3 右腕を真下に下して掌側を正面に向けた状態から45°内旋して、45°をキープし肘を伸ばしてゴムが緊張するまで引っ張ります。

 4 3の状態から更に90°まで(肩と腕が水平になるまで)引っ張ります。そして、3の状態に戻します。

 これを10回3セット行ってください。