お知らせ

姿勢に関わる筋肉 -大胸筋-

2025. 07. 04

こんにちは。

たかはし指圧院の高橋です。

今日も暑い1日でしたね!

いつも姿勢に影響しそうな筋肉を上げますが、私なりに影響しそうな部位を上げてるので、解剖学的にと言われると違うかとは思いますが、今日の姿勢に関わる筋肉は、-大胸筋-です。

大胸筋は、上腕の動きや肩関節の安定化に役立ち、呼吸筋の補助筋としても働く筋肉です。しかし、過度な緊張により肩周辺に負担が掛かり過ぎると姿勢に影響して、肩のコリや胸の痛みなどの原因となります。

大胸筋は、胸を覆う大きい筋肉で、上・中・下と3つの働きを持ちます。上部は、起始が鎖骨内側2/3の付着部から、上腕骨大結節稜に停止します。腕を斜め前方に押し出す動作に作用します。中部は、起始が胸肋部の第2~第6肋軟骨付着部から、上腕骨大結節稜に停止します。腕を前方に閉じる動作で水平屈曲に作用します。下部は、起始が腹直筋腱鞘の付着部から、上腕骨大結節稜に停止します。腕を斜め下方に押し出す動作に作用します。支配神経は、外側胸筋神経と内側胸筋神経に支配されます。

大胸筋が問題となる疾患として、過度なベンチプレスによるトレーニング中やスポーツ中などで起こる「大胸筋断裂」、先天性の疾患では、ポーランド症候群や大胸筋欠損などがあります。

〇大胸筋のストレッチ

1 壁の角壁か柱の横に平行に立ちます。肩関節を外転90°して上腕が水平になるところで肘を屈曲します。

2 屈曲した前腕を、壁か柱に当てます。

3 大胸筋中部を意識して、胸を前方に反るように伸展させます。

4 大胸筋中部が伸展したら、その状態を15~30秒程キープします。

これを両腕とも3セット行って下さい。

大胸筋上部・・・肩関節外転90°~45°の間。肘は軽く伸展して壁か柱に当てた状態で行う。

大胸筋下部・・・肩関節外転90°~135°の間。肘は軽く伸展して壁か柱に当てた状態で行う。

〇大胸筋の筋トレ ※腕立て伏せ:大胸筋中部

 1 床にうつ伏せになり、両掌縦にしてを肩の横に床を抑えるようにおく。つま先は立て床を抑える。

2 背筋を伸展させて、顔は前方に向ける。腕を伸展させる。

3 この状態から、肘を屈曲して胸を床すれすれまで落として、肘を伸展して戻る。

4 これを10回~20回行って下さい。

これを3~5セット行ってください。

大胸筋上部・・・つま先を椅子や台の上に載せる行う。

大胸筋下部・・・両掌を椅子や台の上に載せる行う。