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姿勢に関わる筋肉-小胸筋-

2025. 06. 20

こんにちは。
たかはし指圧院の高橋です。
今日も暑いですが、昨日より若干楽なような気がするのは気のせいでしょうか?
朝、呼吸を深く吸うと気持ちがスッキリしますね。


今日は、姿勢に関わる筋肉で、小胸筋です。
小胸筋は、胸郭の動きや肩甲骨を安定させる筋肉です。姿勢や呼吸の運動に作用します。
不良姿勢やスポーツなどが原因で痛めやすい筋肉です。
小胸筋は、肋骨第3~5の前方から烏口突起の上部から内縁に向かって付いている筋肉で、作用は肩甲骨の下制・外転・下方廻旋、肋骨の挙上に作用します。下制では僧帽筋下部と共に肩を下す作用をします。外転では前鋸筋と共に腕を前方に出す作用をして、下方廻旋では菱形筋と共に腕を背中に廻す作用をします。肋骨の挙上では呼吸時に肋骨を引き上げる補助筋として作用をします。支配神経は、内側胸筋神経と外側胸筋神経に支配されます。
小胸筋が問題となる疾患として、小胸筋症候群(胸郭出口症候群の1つ)などがあり、持続的に肩甲帯を動かす動作や不良姿勢により、小胸筋が緊張することで、動脈や神経を圧迫して痛みや痺れを起こします。
〇小胸筋のストレッチ
 1 ストレッチ側の肩を壁に向けて、壁に対して肩の並びが垂直になるように立位姿勢を取ります。
 2 壁と肩の間隔は、姿勢はそのままで、肘を90°屈曲し掌を肩の真横で同じ高さの位置で壁に触れま す。
 3 体幹を右廻旋して小胸筋が伸展したら、その状態を10秒程キープします。
 これを両腕とも3セット行って下さい。
〇小胸筋の筋トレ
 1 机に背を向けて立位姿勢を取ります。 
 2 後ろの机面に、両掌をおき、両肘は伸展させます。足は伸展したまま踵を床に付けて腰を浮かせます。
 3 肘を屈曲して深く腰が下がったら、肘をしっかり伸展して戻す。
 これを10回3セット行ってください。

肩回りの筋肉-肩甲下筋-

2025. 06. 18

こんいちは!

今日も暑いですね!

水分をこまめに摂取して、熱中症に気を付けましょう!!

今日は、肩回りの筋肉-肩甲下筋-になります。

肩甲下筋は、肩関節の安定に役立つ筋肉です。また、ローテーターカフ(回旋筋腱板)を構成する筋肉の1つです。不良姿勢やスポーツなどが原因で痛めやすい筋肉です。

肩甲下筋は、肩甲骨の肩甲下窩から上腕骨小結節に向かって付いている筋肉です。作用は内旋に作用します。内旋作用では、主導筋として広背筋と大胸筋と共に作用します。支配神経は肩甲下神経に支配されます。

肩甲下筋が問題となる疾患として、インピンジメント症候群・肩関節周囲炎・亜脱臼・肩腱板損傷などがあります。

〇肩甲下筋のストレッチ

1 立位姿勢になり、ストレッチ側の腕を真下に下して掌が前方を向くようにする。

2 もう片方の手をストレッチ側の胸に軽く抑えるようにおく。※外旋時に胸が外旋しないようにする。

3 脇から腕が離れないようにして、腕を外旋する。

4 胸が反る手前で止めて、その状態を10秒程キープします。※肩甲骨内縁に抵抗を感じます。

これを両腕とも3セット行って下さい。

〇肩甲下筋の筋トレ

1 筋トレする腕を壁側にして座ります。肘を90°屈曲した時の高さにゴムチューブを取り付けます。

2 壁からゴムチューブが軽く緊張する位置まで離れて座ります。

3 肘を90°に屈曲してゴムチューブを把持して、腕が脇から離れないようにして内旋します。

4 内旋して身体が廻旋する手前で止めて10秒程キープします。※肩甲骨内縁に抵抗を感じます。

これを10回3セット行ってください。

肩回り筋肉 -棘上筋-

2025. 06. 14

こんにちは。

現在は日差しがありますが、今日は午前中曇りで午後から雨の予報ですね。

お出かけの際には、傘を忘れずにしてください!

本日の肩の筋肉は-棘上筋-です。

棘上筋は、肩関節の安定に役立つ筋肉です。また、ローテーターカフ(回旋筋腱板)を構成する筋肉の1つです。肩の使い過ぎや加齢、スポーツなどが原因で痛めやすい筋肉です。

棘上筋は、肩甲骨の棘上窩内側2/3から上腕骨大結節上部に付着します。筋肉繊維は、前方と後方に分かれています。前方線維は厚く長い腱生部があり筋肉量も多いです。後方線維は薄い短い腱生部があり筋肉量は少ないです。作用は外転作用で、主動作筋として三角筋中部線維と共に外転角度90°まで作用します。また、繊維により、前部線維が内旋に作用して、後部線維が外旋に作用するとされているようです。

支配神経は肩甲上神経に支配されます。

棘上筋が問題となる疾患として、インピンジメント症候群・肩関節周囲炎・亜脱臼・肩腱板損傷などがあります。

〇棘上筋のストレッチ

 1 座位姿勢になり、掌は身体に向けた状態で片腕を真下に下します。

 2 腕を伸展させます。肘を曲げて手を腰に当てます。

 3 もう片方の手で、腰に当てた手の手首を把持します。

 4 手首を体幹が側屈手前になるまで引きます。その状態を10秒程キープします。

  これを両腕とも3セット行って下さい。

〇棘上筋の筋トレ(※鍛える腕を右側と仮定します。)

 1 立位姿勢になり、右側の足を半歩前方に出します。ゴムチューブを左側の足で踏んで固定します。

 2 右手親指が右外側に向くようにゴムチューブを持ち、右足の後ろ側から廻します。

 3 右腕を真下に下して掌側を正面に向けた状態から45°内旋して、45°をキープし肘を伸ばしてゴムが緊張するまで引っ張ります。

 4 3の状態から更に90°まで(肩と腕が水平になるまで)引っ張ります。そして、3の状態に戻します。

 これを10回3セット行ってください。

肩回り筋肉 -棘下筋-

2025. 06. 12

今日はいい天気ですね!

どこかに行きたい気分です!

今日は、肩の筋肉-棘下筋-です。

棘下筋は、肩甲骨と上腕骨を繋いで肩関節の安定に役立ちます。ローテーターカフ(回旋筋腱板)を構成する筋肉の1つです。スポーツなどで繰り返し動作が原因で筋肉の痛みやしびれ、機能低下を起こすことがあります。

棘下筋は、肩甲骨の棘下窩から上腕骨大結節中部に付着する筋肉です。上部線維と下部線維に分かれ、上部線維は、肩甲棘下縁に沿って横走りしています。下部線維は、上部線維の下部を斜走行しており、上部線維側の下部線維1/2上部に腱生部があり、上部線維を巻き込むように大結節に付着します。作用は外旋と水平伸展(水平外転)になります。外旋作用では、小円筋と共に主動作筋として作用しますが、棘下筋は、肩関節の挙上肢位が広がるほど下部線維の活動量が上がるため、上部線維は下垂位での外旋、下部線維は外転位での外旋に作用します。水平伸展(水平外転)作用では、三角筋後部線維が主動作筋となり、棘下筋は小円筋と共に補助筋として作用します。支配神経は肩甲上神経に支配されます。

棘下筋が問題となる疾患として、腱板断裂(肩腱板断裂)、肩関節周囲炎、肩甲上神経絞扼性障害などがあります。

〇棘下筋のストレッチ

1 手の甲を腰に当てて、肘の角度が90度くらいに維持します。

2 肘を逆側の手で把持します。

3 前方に引きます。

4 止まるところで10秒程キープします。

これを両腕とも3セット行って下さい。

〇棘下筋の筋トレ(ゴムチューブを使う仕方)

身体が立位状態で添えることができて、ゴムチューブが結べる壁を選びます。 

1 ゴムチューブの取付け位置は立位時に腕を下げた肘の高さに合わせて固定します。

 2 ゴムチューブを前方にして、立位は、壁に筋トレをしない側の腕が沿うようにして立ちます。

 3 逆側の筋トレする腕でゴムチューブを持ち、肘を脇から離さないようにして正面に90°屈曲した状態でゴムチューブが引っ張れている感覚があるようにします。

4 3の状態から肘を脇から離さないようにして、真横に1・2・3と外旋できるところまで外旋します。

5 外旋したら、1・2・3と元の位置に戻します。

この動作を10回を3セット行って下さい。

※外旋するときに、身体を捻らないようにして上腕だけを外旋させるように注意して下さい。

肩回りの筋肉 -大円筋-

2025. 06. 07

こんいちは!
たかはし指圧院の高橋です。
少し雲が出ていますが、本日も良い天気です!
朝の散歩、気持ち良いです!
是非、皆様もお試しあれ!

さて、昨日は肩回りの筋肉で”小円筋”でした。本日は”大円筋”です 。

大円筋は、肩の動作を安定させ、広背筋と一緒に後ろに引くときに作用する筋肉です。不良姿勢やスポーツなどが原因で痛めやすい筋肉です。

大円筋は、肩甲骨の下角部から上腕骨小結節稜に向かって付いている筋肉で、作用は内転・内旋・伸展に作用します。内転作用では、大胸筋・広背筋と共に主動作筋として作用します。内旋作用では、大胸筋・広背筋・肩甲下筋と共に主動作筋として作用します。伸展作用では、走行が広背筋の上部で似ていますが、主動作筋は広背筋・三角筋後部線維になり、大円筋は上腕三頭筋と共に補助筋として作用します。

支配神経は肩甲下神経に支配されます。

大円筋が問題となる疾患として、四辺形間隙症候群・大円筋腱板損傷などがあります。

〇大円筋のストレッチ

1 立位姿勢になり、片腕を真上に上げる

2 上げた腕の肘を曲げて、手を頭の後ろに回す

3 もう片方の手で肘を持ち、頭のほうに引き寄せる

4 体幹を左に側屈させて、その状態を20秒程キープします。

これを両腕とも3セット行って下さい。

〇大円筋の筋トレ

1 ダンベルかペットボトルを両手に持ち、立位姿勢から上体を前傾姿勢にする。

2 両腕を胸の下に、肘を伸ばした状態にする。

3 肘はのばしたまま、肩甲骨の内縁を寄せるようにしながら、腕が水平になるまで外側に開く。

4 ゆっくり下す。

これを10回3セット行ってください。