院長直伝の健康心得
特定の健康課題に対する新しい視点や解決策をご提供することを目的としたコラム集。
3 つのテーマで構成しています。
疾患について…脳、呼吸器官、消化器など
人体について…解剖・生理、筋肉・骨・血液・リンパなど
機能訓練など…運動・ストレッチ・気功など
喘息
喘息とは、 気道に炎症が生じて、粘膜のむくみと平滑筋の収縮により空気の通り道が狭くなり、その炎症が繰り返されることで過敏になり、刺激により喘息発作が起きる病気です。
喘息の症状は、 咳・痰・息苦しさ・喘鳴・胸苦しさなどです。季節の変わり目や昼夜に発作的に起きます。
喘息の原因は、 気道に炎症が生じて過敏になることです。炎症は、「ウイルスや細菌などの感染」「タバコやハウスダストなどの環境汚染物物質」「アレルギー」「自己免疫疾患」「生活習慣」などが要因となり引き起こされますが、喘息には、炎症の原因により、気管支喘息・咳喘息・アトピー性喘息・非アトピー性喘息・アスピリン喘息・運動性誘発喘息などの種類に分類されるようです。 気管支喘息は、アレルギーによる気道の炎症により、喘鳴を伴う喘息。 咳喘息は、アレルギーなどによる気道の炎症により、喘鳴は伴わずに咳が長引く喘息。 アトピー性喘息と非アトピー性喘息は、アトピー性はアレルギーによる炎症で、非アトピー性はアレルギーでない炎症による喘息。 アスピリン喘息は、アスピリンを含む鎮痛剤や解熱剤の摂取後に喘息発作が誘発される喘息。成人に多い。 運動性誘発喘息は、運動で呼吸が早くなり気道が乾燥し気道に刺激が入りやすくなり、空気を吸うことで咳き込む。特に、空気の乾燥している冬場に多く、花粉などのハウスダストを吸うと気道を刺激して起こる喘息。
喘息の治療と予防 治療では、気道の炎症を抑えるのが目的のため、抗喘息薬にはステロイド薬が使用されるようです。種類としては、「長期管理薬」 と「発作治療薬」の2つがあり、長期管理薬は長期的に喘息の炎症を抑えるために使用されて、発作治療薬は発作が起きた時に抑えるために使用されるようです。 予防としては、喘息のリスクを軽減することで抵抗力を作ることのため、「花粉やダニなどのハウスダストを除去」「良質な睡眠」「バランスの良い食事」「アルコールを控える」「ストレスをためない」「たばこを吸わない」などが必要となるようです。
喘鳴や喘息発作、咳が長引くなどの症状が気になった場合には、呼吸器内科を受診することをお勧めします。
尿路結石
尿路結石とは、 腎臓から尿道までの尿路内に尿の成分が結晶化することで出来たものが尿路結石です。結石が尿路に詰まることで、突然、結石発作が起こり激しく痛み出して、吐き気、冷汗、血尿などを伴うことがあります。
尿路結石の症状は、 特徴的なのは結石発作です。腎臓内で結石ができる腎結石では痛みは稀だそうですが、腎臓内から尿管に落ちると激痛を伴います。上部尿管(腎盂から尿管)では、片腰・片脇腹に激痛が出てきます。更に、膀胱近くに落ちていくと、激痛に加えて残尿・頻尿・下腹部痛などの膀胱刺激症状が出てきて、膀胱内に入ると激痛はなくなり膀胱刺激症状のみになるようです。また、膀胱を出て尿道に入ると尿道に詰まり頻尿・閉尿・痛みなどや擦れることで血尿が出てくるようです。血尿は結石が有る全域で擦れると出るようです。また、腎臓結石や膀胱結石のように痛みはないけど尿が出難い状態では、尿が滞留している部分から炎症が起こり、腎盂腎炎などの感染症になる場合もあるので注意が必要です。
尿路結石の原因は、 生活習慣病での食生活によるようです。いくつかの要因があり、シュウ酸を含む食材の過剰摂取で、体内のカルシウムとの結合によりシュウ酸カルシウム結晶を作られて結石ができる場合、プリン体の過剰摂取により尿酸が増えて高尿酸血症になり尿酸結晶が溜まり結石となる場合があります。また、ビタミンCの摂取でもシュウ酸はできるようです。タンパク・カルシウム・マグネシウムの摂取でも、シュウ酸カルシウムや尿酸を促進するようです。しかし、全てを受け入れて食事制限をすると、逆に健康への負荷も大きくなる可能性があるため、バランスの良い食事と充分な水分摂取(約2ℓ/日)、適度な運動などをすることで生活習慣病のリスクを減らすことを目標にしていくことが大切です。
尿路結石の検査と治療は、 検査に関しては、身体所見と尿所見があるようです。身体所見では、問診・触診・叩打痛による尿路結石の確認があります。尿所見では、血液検査・尿検査・腹部単純X線検査・超音波検査・CTなどを行い、血液から腎機能の状態、尿より結石成分・血尿の有無・感染症などの有無など確認して、腹部単純X線検査・超音波検査・CTでは、尿路結石の状態を確認してくようです。 治療に関しては、始めに鎮痛剤で痛みを軽減する治療を行い、ある程度落ち着いたら検査を行い尿路結石の治療していくようです。治療では、結石の大きさにより方針があるようです。大きさが5㎜以下の小さい場合では、自然排石が可能なため、尿管を拡げる薬や鎮痛剤を使用して排石を促すようです。また、充分な水分摂取や運動は結石を流しやすくするため大切になります。尿管に詰まりが生じている場合には、尿管にチューブを留置したり、カテーテルを直接腎臓に留置して詰まりを改善する必要もあるようです。大きさが5㎜より大きい場合では、排泄は難しいため、体外衝撃波結石破砕術(ESWL)という超音波を使って体の中にある結石を砕いて小さくしてから排石するという方法が取られるようです。ESWLを行うのが困難な場合や効果が十分ではない場合は、内視鏡を用いてレーザーで結石を破砕または摘出するという方法が取られるようです。
尿路結石の検査と治療は、 検査に関しては、身体所見と尿所見があるようです。身体所見では、問診・触診・叩打痛による尿路結石の確認があります。尿所見では、血液検査・尿検査・腹部単純X線検査・超音波検査・CTなどを行い、血液から腎機能の状態、尿より結石成分・血尿の有無・感染症などの有無など確認して、腹部単純X線検査・超音波検査・CTでは、尿路結石の状態を確認してくようです。 治療に関しては、始めに鎮痛剤で痛みを軽減する治療を行い、ある程度落ち着いたら検査を行い尿路結石の治療していくようです。治療では、結石の大きさにより方針があるようです。大きさが5㎜以下の小さい場合では、自然排石が可能なため、尿管を拡げる薬や鎮痛剤を使用して排石を促すようです。また、充分な水分摂取や運動は結石を流しやすくするため大切になります。尿管に詰まりが生じている場合には、尿管にチューブを留置したり、カテーテルを直接腎臓に留置して詰まりを改善する必要もあるようです。大きさが5㎜より大きい場合では、排泄は難しいため、体外衝撃波結石破砕術(ESWL)という超音波を使って体の中にある結石を砕いて小さくしてから排石するという方法が取られるようです。ESWLを行うのが困難な場合や効果が十分ではない場合は、内視鏡を用いてレーザーで結石を破砕または摘出するという方法が取られるようです。
尿路結石が急に起きたらどうするか 突然に激しい痛みに襲われたら、落ち着いて対処することが重要です。痛みが落ち着くのを待ったり、応急処置として痛みがある場所を温めると和らぐ場合があるようですが、とにかく医療機関の受診をする方が状態を確認する上でも勧めます。自力で受診が可能な場合には、医療機関へ連絡してからタクシーなどを利用するとよいです。痛みが激しくて体が動かせないとか歩行が難しい場合には、救急車を利用しましょう。また、自力で行くか救急かを迷う場合もあります。最近では、#7119(救急安心センター事業)に連絡すると、緊急性に応じて医師・看護師が受診の必要性や受診可能な医療機関をアドバイスしてもらえるため、相談するとよいです。 病院では、痛みを抑える座薬や点滴などが利用できます。結石の状態や必要な治療なども診断してくれます。結石発作が起きたときは、病院を受診しましょう。
メニエール病
メニエール病とは、 内耳に何かの影響で異常が発生して浮腫が生じて、前触れもなく、回転性の激しいめまいと、難聴・耳鳴り・耳が詰まる感じ(耳閉感)などの聴覚障害が発症して、繰り返す病気です。
メニエール病の症状は、 回転性の激しいめまいと、難聴・耳鳴り・耳閉感などの聴覚障害が起こります。この症状が持続すると吐き気、嘔吐、発汗を起こす場合もあります。前触れもなく発症して、人により持続時間は10分~数時間と幅があります。片耳から発症しますが、時間と共に両耳に症状が出ることもあります。基本的に、意識障害や麻痺などの症状はないので、それらの症状が見られる場合は脳の疾患が考えられます。また、「回転性の激しいめまい」のみで内耳の「前庭と三半規管」の内リンパ水腫による場合と、「聴覚障害」のみで内耳の「蝸牛」の内リンパ浮腫による場合は、メニエール病非定型例と言われています。
メニエール病の原因は、 まだ解明されていませんが、ストレス、過労、睡眠不足、気圧の変化などが要因となり、内耳のリンパ液が貯まる「内リンパ水腫」が原因で回転性のめまいと聴覚障害が起こると言われています。30〜50代の女性に多いそうです。内耳は、鼓膜から伝わった音を脳に伝える聴覚機能を司る器官の「蝸牛」と平衡感覚の機能を司る器官の「前庭」「三半規管」により構成されています。内耳には外リンパ液と内リンパ液があり、内リンパ管を外リンパ管が包むようになっており、内リンパ管に何かの影響で異常が発症してリンパ液が増え過ぎて内耳全体が浮腫を生じることで症状が発症します。発作を繰り返すうちに難聴が悪化するため、早期の受診と生活習慣の改善が重要です。
メニエール病の検査と治療は、 検査には「聴力検査」「平衡機能検査」「画像検査」があり、「聴力検査」では、メニエール病は低音域が聴き取り難いといわれる難聴のパターンを確認する検査。「平衡機能検査」では、バランス感覚が維持できているかを確認する検査。「画像検査」は内耳リンパ腫の確認と脳の疾患との判別を行う検査を行うようです。診断の結果、治療では、メニエール病にはストレス・睡眠不足・疲労が関与していると考えられているため、まずは、生活習慣を見直して改善する必要があり、並行して、内リンパ水腫を軽減・改善するため、「薬を用いた治療」「機械を用いた治療」または、手術による治療が行われるようです。「薬を用いた治療」では、めまい止めや抗不安薬などを用いることで、大きな発作の予防や症状の軽減を図ることができます。薬の服用が可能な場合は、めまい止め・利尿剤を中心に抗不安薬や循環改善薬・ビタミン剤などの服用を行います。強い発作で嘔気が強いため薬が服用できない場合は、安静状態にしてめまい止めの点滴を行います。「機械を用いた治療」では、中耳加圧療法という専用の機械を用いて耳の中に圧力を上昇させ、内耳のむくみをとることにより症状の改善を図る治療もあるようです。これらの治療により改善を図れない場合には、全身麻酔下で手術を行う場合もあるようです。
メニエール病の予防は、 要因であるストレス・過労・睡眠不足・気圧の変化などが、発作時の症状を悪化させると考えられているため、発作が起きないように、「しっかりと睡眠をとる」「ストレスをうまくコントロールする」「十分に休む」などの生活習慣を整えて1日の生活リズムを作ることで、日常生活に支障が出ている要因を改善していく必要があります。また、内耳リンパ腫の浮腫を軽減するために、食生活においては、塩分制限やバランスの取れた食事をすることも大切になるようです。
前触れもなく襲う、回転性の激しいめまいと、難聴・耳鳴り・耳閉感などの聴覚障害が起こり、繰り返す場合がある時には、医療機関を受診して検査や治療をお勧めします。
反り腰
反り腰とは、 骨盤が前傾して腰が過度に反り返る姿勢の状態のことです。肥満の方や妊婦の方などによく見られます。最近では、PCなどで長時間座位の作業をされる方などにもみられます。
反り腰の症状は、 通常の姿勢は、骨盤は坐骨を真下にして前後に傾斜せずに立った状態になっており、その上に脊椎が起立して、脊椎の上に頭は支えられるように載っています。脊椎は自然なS字カーブ(生理的湾曲)が取れていることで、身体に付着する筋肉と一緒に、姿勢の安定性や衝撃吸収をすることで身体に掛かる重力や荷重を丁度良く分散して負担を少なくし通常の姿勢を維持しています。その状態が何らかの原因から崩れて、腹筋群やハムストリングス、大殿筋などが弱まり、腰回りの筋肉が過剰に働いて緊張する状態が反り腰です。この状態が持続することで、腰回りの筋肉・骨組織や神経に影響して、慢性腰痛や腰部脊柱管狭窄症、坐骨神経痛などを引き起こしやすくなります。また、反り腰になると、前かがみになりやすく肋骨が拡がり横隔膜の動作を制限するため、深い呼吸がしずらくなり呼吸制限を受けやすくなります。
反り腰の原因には、 「腹部筋力や柔軟性の低下」肥満」「出産」「ヒールの高い靴を履く」などが要因になります。 「腹部筋力や柔軟性の低下」では、運動不足より腹筋群やハムストリングス、大殿筋などが低下することで、腰部周りの筋肉が過剰に働き、姿勢が崩れやすくなり、腰椎の前弯が強くなり反り腰になります。「肥満」「出産」では、腹部が大きくなることで、身体の重心が前方に移動するために、腰部周りの筋肉で姿勢を正そうとしながら腰部が前弯した状態になり反り腰になります。「ヒールの高い靴を履く」では、踵が強制的に上がることで身体の重心が前方に移動するため、腰部周りの筋肉で姿勢を正そうとしながら腰部が前弯した状態になり反り腰になります。また、股関節痛により股関節が硬くなることで、腸腰筋などの骨盤前面の筋肉が強くなり、骨盤の前傾が生じやすくなったり、前かがみや巻き肩などの不良姿勢により、腰部が前傾しやすくなり反り腰になりやすくなります。
反り腰の予防や治し方は、 過緊張して硬くなった筋肉をストレッチすることや弱くなった筋肉をトレーニングを行うことで姿勢を基に戻すことが必要です。ストレッチには、猫のポーズ・赤ちゃんのポーズ・ヒップフレクサーストレッチなどがあり、筋緊張を起こしやすい腰回りの筋肉、特に腰部や臀部をストレッチすることで緊張緩和を図ります。筋トレとしては、レッグレイズ・ヒップリフト・ドローイン(腹式呼吸)などがあります。腹直筋の強化、起立筋や腰部、臀部の筋肉強化が図れます。


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